東京大空襲を学びに

1か月ほど前の6月1日、2年生のA選択「戦争と史跡」では、江東区北砂にある「東京大空襲戦災資料センター」を訪問しました。A選択の授業は、教室を出て資料館や現場に出かけて学ぶことを大切にしています。


1945年3月10日未明、東京の下町地区に大量の爆弾が投下されました。資料映像をみて学んだあと、大空襲の体験者であった二瓶治代さんのお話しをメモを取りながら聞き取ります。

語る二瓶さん

逃げている最中はある地点まで、”熱い”と感じなかったそうです。その後、炎の中を逃げる中、父親とはぐれてしまい、その後地面に倒れてしまうと、次から次に自分の上に人が乗っかってきて、やがて気を失ってしまいます。その後、ある人に腕をつかまれ意識を取り戻すのですが、二瓶さんが「お父さんなの?お父さんなの?」と叫んでも、答えがない。しかし、やはり助けてくれたのは、お父さんだったそうです。足元を見ると、自分たちの上に覆いかぶさっていた人たちが炭のように黒こげになっていた。「私は焼き殺された多くの人に守られて命をいただいた」という言葉は本当に重いものがあります。      


その後、館内を自由に見学しました


見学する生徒

生徒たちは、東京大空襲について学んだことを歴史新聞形式で報告します。フィールドワークをもとに、どう自分が表現していくか、取り組んでいくのですが、課題として提出されたものを一つ紹介します。




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