学校を飛び出して馬のスケッチへ (絵画Ⅰ)

今回は和光高校のA講座「絵画」の活動の一端をご紹介します。

二学期「絵画」では動物をテーマにFWや鑑賞を重ねて、油彩制作に取り組みます。コロナの感染状況は芳しくなく、残念ながらなかなか外にも出れない状況は続いていました。そんな中、心地よい秋風に吹かれながら、二週に分けてスケッチに出かけました。

FWの目的は「動物を捉え方」を学ぶこと。本校のご近所「クレイン乗馬クラブ」の定休日にお邪魔して、休日をゆったりと過ごす馬のスケッチに挑戦です。

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馬を間近に見たことはあっても、モチーフとして観察したことがある人はあまり多くないはず。実は、馬は動物初スケッチにはもってこいのモチーフです。落ち着いた気性と、大きく引き締まった身体は、構造を描きとるにはぴったしなのです。

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1日目は、沢山手を動かしながら馬の捉え方を学びました。

どの部分から描いたらいいんだろう、視野に収まりきらない大きな動物を瞬時に観察して、一度記憶して、表現する間に動いてしまうんだもん。ね、苦労しました。

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少し慣れてきた2日目。モデルになってくれる馬を決めて、じっくり一枚を制作しました。生徒たちはおっかなびっくり手から餌をあげられるようになりました。ピンピンと生えた口ひげや口の柔らかさや温かさにこしょばい、と笑顔を見せてくれました。

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普段から人を乗せてお仕事している馬だけあって、人懐こく、観察する私たちをじっと見ていましたね。脚を掻いてこっちに来てというように馬に呼ばれたり、ココを掻いてと顔や身体を寄せてくれたり、馬とみんなとの間に不思議な絆が生まれたようでした。

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今後の動物スケッチや、油彩制作も楽しみになる授業となりました。

「クレイン乗馬クラブ」の皆様この度はどうもありがとうございました!


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