川崎市市民ミュージアムへ(図書館・博物館)

 図書館・博物館sで「被災から今、ふたたびー川崎市市民ミュージアム修復収蔵品展ー」に見学に行きました。

 

川崎市市民ミュージアムは2019年10月12日の台風で浸水被害にあい、26万点の収蔵品のうち、23万点が被災しました。
現在は、休館して、被災収蔵品のレスキュー(修復など)を行っています。
この展示会では修復された収蔵品60点とその修復過程が展示されていました。
※展示品の保護のために照明が落とされているので、薄暗い写真になっています。



 
この展示会ではギャラリートークや解説などは行っていないそうですが、授業での見学ということで特別に、今まさにレスキューに関わっている学芸員の安尾祥子さんが解説してくださいました。
 
「いったん凍結させることは、資料にとってどういう意味があるのでしょうか」
「被災し、修復した資料は、価値は下がるのでしょうか」
といった質問にも丁寧に答えてくださいました。


一見して修復の跡がわからないものもあれば、カビの痕跡が残るものもあり、文化財の保存、修復の難しさを実感しました。

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