2022年度 和光高校卒業式 在校生代表送辞

 3月13日(月)に開かれた第71回和高校卒業式で在校生からの送辞を掲載します。

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とうとう3年生が卒業してしまうのかと思うと、心がキュッと締まり、涙がじわっと出るような感覚になってしまいます。本音を言えば、卒業してほしくないなと心から思ってしまいますが、執行委員長である以上、3年生の皆さんを笑顔で送り出すという、3月最大の任務がありますので、精一杯の祝福を届けようと思います。

3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今まで追いかけていた背中はこれまで以上に大きくなっていき、さらに大人の階段を上り続ける皆さんを見ると、とても感慨深く思います。そして、春の切なさを感じるこの時期に、何事もなく、卒業式を迎えられることをうれしく思います。

僕はこの学年の、ほとんどの人と関わり、ほとんどの人と接したことがあると思います。

執行委員会、体育祭・文化祭実行委員会、クラブサークル長会、委員会とはまた別のところで知り合った人や、作品を共に作ってくれた人もいます。共通して言えることが、全員優しい人たちでした。僕を包み込んでくれるような暖かい言葉はもちろん、時には心を鬼にして叱ってくれる人もいて、何だか高校2年生という僕を1から育ててくれたとも言える気がします。

僕にとってはそのくらい思い入れの大きい先輩たちなのです。大好きなのです。

そして憧れる場面が多くあります。それは皆さん一人一人が「おしゃれ」と言うことです。

もちろん皆さんの服装の事も含まれていますが、それぞれ考え方だったり、ことの運び方だったり、僕がこれまで生きてきて、見たことなかったような立ち振る舞いをしている人たちが多くいました。

例えば、どんな場面でもポジティブな捉え方をしていたり、ならこうしようと代替案が即座に出てくるところ。人の意見を素直に受け止めるところ。またどんな意見もパワーに満ち溢れていて、エネルギッシュに挑戦していく考え方は、この学年全員に共通していて尊敬するべきところです、

また平和的なことの運び方をしているところです。争いはせずに一度クールダウンし考えを改めたり、時には相手を説得してみたり、尊重しつつまた自分の意見を出していくところはとても素晴らしかったです。

今あげた2つの事柄は、普通の大人でもできないと思います。和光で育った皆さんだからこそ培えた能力だと思います。全ての言動にセンスとテクニックがあり、人の意見に素直でいる皆さんは人間としてとても、「おしゃれ」に感じました。

この先皆さんには「おしゃれ」精神を忘れずに進路に向かってほしいです。

僕も皆さんの「おしゃれ」精神を見習って、あと1年和光高校で精一杯頑張ります。

本当にご卒業おめでとうございます。皆さんのこれからに栄光があることを祈っています。今の今まで本当にありがとうございました😊

改めまして、まだ卒業はしてほしくないです。

大好きです。


2023年3月13日

在校生代表 渡邊 絵文



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