岩石薄片作りを始めました!

2年の選択授業「地学A」ですが、千葉大学の設備をお借りして、薄片作りを行いました。
以前、河原で石を拾ったブログを公開しましたが、今回は岩石を切って、磨いてスライドガラスに貼り付けました。

その様子を紹介します。 
まずは、岩石を切るところ、岩石カッターという大きなカッターを用いてスライドガラスに収まるよう、拾った岩石を切断します。大きないしや硬い石を切ろうとすると、握力がなくなってしまうほどの力が必要です。 生徒たちは使い方の指導を受けた後、各々岩石を切りました(写真1)。
写真1:岩石カッターを使っている様子

岩石を切り終えたら、次は研磨です。今回は卓上グラインダー(写真2)を用いて研磨(#220と#800の研磨粉を使用)した後、ガラス板(写真3)を用いて研磨(#1000と#3000を使用)しました。

写真2:卓上グラインダーを用いて研磨する様子

写真3:ガラス板を用いて研磨する様子

最後に貼り付けです。接着剤で岩石とスライドガラスを貼り付けてクリップで止めて生徒たちの作業は終わりです(写真4)。
写真4:貼り付けが終了した岩石薄片

翌々日、教員は再度大学に伺いました。最後に、二次切断といって、貼り付けた岩石を岩石カッターで切る作業を行いました(写真5)。
写真5:二次切断後の薄片

2学期はこの薄片を磨いて、岩石の厚さを0.03 mmにする慎重な作業です。
良い観察をするためにも精度良くやりたい作業です。

2学期も生徒とともに楽しんで、授業に取り組んでいきます。

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