先月のことになりますが、A選択「戦争と史跡」では、一橋大学 名誉教授・
東京大空襲・戦災資料センター 館長 の吉田裕先生に「アジア・太平洋戦争と日本の兵士・日本の民衆」と題してご講演頂きました。
前史としての中国との戦争からアジア太平洋戦争を振り返り、戦争の中での空爆の問題、戦死の実相について細かくお話しいただきました。戦病死や餓死、傷病者の「措置」など、私たちが通常考えていた戦死のイメージと違うことに驚いた生徒がたくさんいました。
どのように資料を探して研究したかもお話しくださり、大学での学問の一端に触れることができました。1年間のしめくくりの時期にふさわしい授業でした。