第75回入学式 新入生代表の挨拶
本日は私達の入学を祝って頂きありがとうございます。
始めに入学を楽しみにしている人が多い中、入学の挨拶としてはふさわしくないのですが私はあまり高校が楽しみではありません。それは高校が今までとは違うからです。
そのひとつが自由についてです。和光は小学校も中学校もとても自由でしたが、自由の中にもルールがありました。それに比べて高校は自由度が大きい印象です。それはただの私の印象で実際どうなのかはこれから分かると思いますが、私にとって自由すぎるのも不安なのです。中学でやった15歳の主張で自由は不自由だと言っている人がいました。本当にそのとおりだと私は思いました。自由だからこそ自分でやって良いこととダメなことを区別しないといけないし、自分の中でルールを作らないと自分勝手になってしまいます。自分勝手になってしまっては周りを不快にさせてしまいます。だからこそ私は自由すぎることが不安だし、自分が自由を履き違えないか心配です。けれど、和光の学生を見てると自由だからこそ個性豊かに輝いていて、とても楽しそうです。そういうふうに自由だと自分の個性を活かせて、色んな人の価値観を知ることもできます。だから私は自由を自分の個性を活かすために楽しみたいです。
今は楽しみを見出だせず、不安に感じていますが、中学に入るときも同じように不安に感じていて、けれど何が不安だったのかと言うくらい中学が楽しく充実していました。だから3年後楽しかったと言えることを信じて高校生活を楽しみたいと思います。
そしてこれから3年間をともにする同級生、先生、先輩方もよろしくお願いします。
保護者の皆様にも私達のことを温かく見守って頂ければ光栄です。
新入生代表 春山七虹