第77回 入学式 新入生のことば

 

私はこの場で、「自分はなぜ和光学園を選び続け、和光高校に進学することを選んだの
か」話したいと思います。

正直私は、和光高校に進学するか悩んでいました。他に行きたいところがあるわけでは
なかったのですが、幼稚園から中学校まで和光に通っている私は、「このまま和光の世界
しか知らないままで良いのか」という疑問が頭に浮かびました。そして中学からの内部進
学に対しても「楽な道に進もうとしているだけなのではないか」と思う日もあり、その時
の私は和光高校に進学したい明確な理由を持ち合わせていませんでした。そこで私は「な
ぜ今まで和光を選び続けてきたのか」を考えてみることにしました。

私はどちらかというと、周りの影響を受けやすく流されやすい人間です。これは昔から
そうだと感じています。人の言ったことが自分の意見より正しく思え、「自分の意見なん
て間違っている」と自信をなくすことも、少なくはありません。「自分の意見は大切だ」
ということは頭ではよくわかっているけれど、行動に移せない自分がいるのも確かでした
。でも和光は、いつも一人一人の意見を求める学校でした。自分の意見を持つことが大切
な和光の中で、周りに合わせてしまいがちな私は、「また流されているのでは?」と悩み
ながらも、自分と向き合うことをやめませんでした。自分を見失わないように、自分の心
の声と向き合い続けられるように。そこまで考えて、ふと思いつきました。もし私が和光
に通っていなかったら、どうなっていただろうか?もし自分の意見を求められないような
学校だったら?きっと私は、自分の意見なんて考えない人になっていたと思います。周り
の言うように動き、自分の意見を持つ大切さも知らずに、そしてそんな自分に疑問を持つ
こともない人間に。私は、そんな人間にはなりたくない。自分の心に耳を傾け、それを主
張できる人間でありたい。だからこそ、和光に通っていたのだと気づきました。「流され
やすい人間だ」と気づけたのも和光にいたからだし、それを直そうと思える今の自分がい
るのも、和光のおかげ。でもまだまだ道の途中の私は、これからも和光に身を置くことを
選んだのだと、今は確信して言えます。

もう一度言いたい。
私は流されやすい人間です。でもだからこそ、自分の意見を求められるこの和光高校に進学することを選びました。時には悩むこともあるでしょう。でもそんな私を支えてくれる先生方や上級生の皆さん、そしてなにより同学年のみんながいることを信じて、私はこれから始まる和光高校の生活を、自分らしく歩んでいきたいと思います。
                                  新入生代表

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