高校1年生 情報Ⅰ デジタルシチズンシップ ― 哲学対話を体験する

米国の高校生のインタビュー動画

高校1年生の情報Ⅰの授業では、1学期にデジタルシチズンシップについて学びます。これまでのスマートフォンやSNSの使い方を振り返りながら、自分にとってよりよい関わり方を模索していく学習を大切にしています。

今日の授業では「メディアバランス・ウェルビーイング」をテーマに、数年前からアメリカの学校で広がっている「No Phone in School.」という取り組みを取り上げました。現地の高校生や先生へのインタビュー映像をもとに、クラスで哲学対話を体験しました。


哲学対話の様子1

哲学対話では、一人ひとりが自分の考えを言葉にし、思考を深めていきます。大切にしているのは、「反論しない、ただ受け取る」という姿勢です。映像から感じたことをメモしてもよい。そのメモを見ながら話してもよい。他の人の発言から気づいたことをつなげてもよい。別の視点が浮かんだら、それを話す。沈黙があっても、それでいい。――そんなゆるやかなルールのもとで、グループでの対話を進めます。

この場で最も大切にしたのは、「グループのメンバーが自分の話をきちんと聞いてくれる」という安心感をつくることです。聴いてもらえるから、考えが深まる。そういう場を、生徒たち自身でつくっていきます。

哲学対話の様子2

物心ついたころからさまざまなデジタルツールに触れてきた今の高校生たちにとって、世界の実態を伝える映像は決して遠い話ではありませんでした。画面の中の高校生の言葉に自分自身のスマートフォンの使い方を重ねながら、クラスに心地よい対話の空間が生まれていきました。

「自分の話を、みんながしっかり聞いてくれる」――その心地よさに気づくことのできた時間となりました。


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